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空間にデジタルで新たな可能性を拡げる(丹青社)/10代のみんなへ伝えたい、空間づくりの仕事 Vol.10:後半(プロモーションチーム)


CMIセンター自主実践プロジェクトチーム

文:吉岡奈穂 取材・編集:丹青ヒューマネット
公開日:2022/05/16

 10代のみんなへ伝えたい、空間づくりの仕事 

駅や学校などの大きな建物から、自分の家まで。わたしたちが日常の大半を過ごしている「空間」をつくる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。

さまざまな空間づくりの場に人材を派遣している丹青ヒューマネットから、中学生や高校生のみなさんに向けて、空間に関わる仕事を伝えるインタビュー企画をお送りします。

今回は、丹青社のCMIセンター(クロスメディアイノベーションセンター)が行った自主実践プロジェクトについて、メンバーのみなさんにプロジェクトを通して見えてきたものや自身の仕事についてインタビュー。

後半は、若手の活動をサポートしながらプロジェクトを推進しているメンバーで構成されたプロモーションチームにお話を伺いました。



<自主実践プロジェクト プロモーションチーム>

-- PROFILE


石井志織/CMIセンター 空間メディアプロデュース統括部 /プランナー
高松宣城/CMIセンター 空間メディアプロデュース統括部 /プランナー
近藤完/CMIセンター 空間メディアプロデュース統括部/プランナー
石田裕美/CMIセンター 空間メディアプロデュース統括部/課長

 

今回のプロジェクトで担当されたことを教えてください。

石井:
ミーティングでは、営業目線での意見を制作チームに伝えてきました。

実装後はお客さまに実際に体験してもらうなどして、CMIセンターの実績や技術を知ってもらって、エンターテインメント空間やオフィス空間などのプロジェクトにつなげる販促活動がわたしの役割なので、ここからが本番です。

高松:
SNSを使った外部への発信を担当しています。発信の目的は、丹青社がデジタルを活用してこんな活動をはじめたということを周知しながら、お客さまに興味をもっていただくこと。

また、協業の取り組み姿勢を伝えることで、さまざまなパートナーとの出会いにつなげること。丹青社やCMIセンターで仕事をしてみたいという仲間にも届いていけば、と思っています。

近藤:
石井、高松とともに制作チームをフォローアップするような立場で関わりました。4人にはつくることに集中してもらって、僕たちはCMIセンターのリソースや技術を社内外に伝えるような役割だと考えています。

企画していたイベントはコロナの状況から変更を余儀なくされましたが、一部実現もできています。

 

できあがった「AIRエアホッケー」を見てどう思いましたか?

石井:
それぞれのこだわりや技術を活かしてくれたと思います。できあがったものだけではなくて、人材の魅力も伝えたいですね。「CMIセンター、こんなこともできる若手クリエイターがいますよ!」みたいに。

高松:
伝える、ということで言うと、このプロジェクトが始まる前からCMIセンターとして積極的にSNSなどでも発信していきたいと考えていたんです。

今回のプロジェクトでは、丹青社のTwitter公式アカウント(@Tanseisha_info)から発信するトピックスのひとつとして、いろいろな切り口からこの取り組みに関する情報を発信しています。

SNSを通して情報を届けたい相手へどのようにしたらより興味を持ってもらえるのか、試行錯誤しながら発信の内容を考えています。

ゲームだけでなく、サインやポスター類も空間のイメージに合わせて制作

 

みなさんはCMIセンターに異動する前は営業職だったと聞いていますが、丹青社の営業職=「プロジェクトを推進していく」という仕事をどうやって選んだのでしょうか?

石井:
もともとはパン屋の旗艦店のオープニングに関わっていたのですが、そこで空間の在り方に興味を持ったことから、丹青社に転職しました。

最初は制作職として入社したのですが、つくり続けていたら今度は提案の段階から携わりたくなり、プロジェクトマネジメントを担当する営業職になりました。

そのなかでデジタルを使った演出なども担当することが増えたので、お客さまと一緒に新しいものをつくって空間の幅を拡げるようなことをしたいと考えるようになり、CMIセンターの開発部門に参画しました。

高松:
ブランドや製品の世界観を表現することに興味があって、広告業界を就職先として検討していたものの、広告は一過性の要素が強いかなと感じていました。

それに対して空間はスパンが長いし、五感に訴えかけられる媒体なので、ブランディングに効果的なメディアだなと考えるようになり、丹青社に入社しました。

CMIセンターの開発チームに異動したのは、空間というものは一筋縄ではいかないと実感するようになったからです。リアルとバーチャルを行き来しながら空間をつくったり、打ち出したりということがとても重要だし、それを理解した上で空間づくりを手がけたいと思うようになりました。

いまは既存製品の改良、新製品の開発、販売戦略の立案、営業などを担当しています。

近藤:
前職はプロモーション系の会社に勤めていたのですが、プロモーションだけだと一時的な感じがあって、ほんとうに人に喜ばれているのかわからないところもあったんです。

それに対して空間は実際にそこに足を運んでくれた方たちの反応を見られるのがうれしいんですよね。

営業だったので、売りながら、推進しながら、新しいことを試していましたが、プロジェクトを管理するだけではなくて自分で手を動かすこともやってみたいなと思って、いまはCMIセンターに籍を移して、新しい体験コンテンツの企画などをしています。

部署や職種が変わると目線も変わるし、新しいつながりもできたりもするので、ジョブローテションは効果的だと思います。

 

自主実践プロジェクトは第2弾へ続いていくそうですが、このプロジェクトに期待していることはありますか?

石田:
今回の「AIRエアホッケー」が終わったら第2弾、第3弾の企画を具体的に考える予定で、同じエントランススペースやビッグテーブルを使うのかどうかも固定せずに考えたいと思っています。

近藤:
CMIセンターがどんなことができるのか社内外に周知されていくことを期待しています。1000人を超える社員がいるので、社内にも伝えきれていないものがあると思っています。「丹青社さん、こんなこともやってるんですね!」とお客さまから言われることもあるので、デジタルによるソリューションを積極的にプロモーションしていきたいです。

高松:
「AIRエアホッケー」など、プロジェクトから生まれたもの自体をアピールするというよりも、人材という魅力を伝えていくようなことができたらなと。

社内では当たり前だと思っているようなことも、社外から見たら面白いということはよくありますよね。そこを見落とさないで、価値を掘り起こしていきたい。

若手のメンバーが汗をかきながら楽しくクリエイションに取り組んでいるということ自体もアピールポイントになると思うので、そういったことも積極的に発信していきたいです。

石井:
CMIセンター自体の発展です。若手を主役にした社内の人材育成が目的のひとつであるということは、次の世代が部署を担っていくようなことも期待されてると思うんです。

CMIセンター立ち上げ時の想いや5年間で蓄積したノウハウなどをうまく受け継いで、それを大切な基盤にしながら、現在のメンバー全員で成長を加速させられるようなプロジェクトになったらと思っています。

自粛期間が明けるのを待ち、設置期間の最終日に行われた社内大会の様子。まずは遊び方とシステムを説明。この後、各セクションの代表者による個性溢れる試合が繰り広げられた

 

CMIセンターのようなデジタルを活かした空間づくりの分野は、どんな人が向いていると思いますか?

近藤:
自主的にやりたいことがあったり、突き詰めたりができる人だと思います。自分の持っている強みは何でも役立てられるような場所なので。

石井:
アイデアを創造できる人でしょうか。ルーティンで物事を処理していくというよりも、思いついたことや試してみたいことを実現するのが好きな人かなと思います。

高松:
細部へのこだわりがある人もいいと思います。一口で「空間づくりを手掛ける」といっても建築の分野などに比べて、内装で手がけられる演出はかなり自由度が高いと思うので、その分細かい部分に目を向けるような意識が大切かなと。

 

プロモーションチームのみなさんより、10代のみなさんに対するメッセージをお願いします

石井:
回り道はいくらしてもいいので、いろんな経験をしたほうがいいと思います。設計をしたり、制作の現場に入ったり、あるいは営業になったり。月並みかもしれないけど、どんな経験も無駄になることはないです。

高松:
ちょっとでも興味があるなら、じゃんじゃんチャレンジしてみてください。興味を持ち続けることも大事です。飛び抜けてるところを潰すのはもったいない。これからますます何かを極めた人が活躍できる時代になると思うので。

近藤:
そうですね。好きなことをやっていれば、そのうち仕事になる感じです。欲望に素直でOK、わがままOKです!

社内大会の様子。マスク越しではあったが参加者の笑顔あふれる、リアルなコミュニケーション機会が減る中での貴重な社内コミュニケーションになった

 

最後に、第1弾の自主実践プロジェクトで得られたものは何でしょうか?

石田:
若手クリエイターを主役にした社内の人材育成が目的のひとつでしたが、このプロジェクトをきっかけにコミュニケーションが促進されて、他のプロジェクトを対応するにもスムーズになりました。

お互いに対する理解も深まり、良い関係性が築けたので、クライアントワークではない何かを一緒にやってみるというのは、とても良い活動だったなと感じました。

「AIRエアホッケー」のベースはわたしが企画したものですが、できあがりにも満足しています。それは楽しみながらゲームをしてくれているたくさんの方の笑顔が見られたからです。

どんなプロジェクトであっても、わたしたちがつくりたい空間の原点はいつもそこにあることも再認識しました。改めてチームのメンバーと、協業してくれたcuriosityさん、プリズムさんには感謝しています。

 

取材を終えて

若手を支える中堅社員への取材でしたが、皆さんクレバーな印象。会社を取り巻く環境や外部環境を理解し、これから自分達が道を作っていくんだという静かな意気込みを感じました。

このプロジェクトは、若手の人材を成長させる企画であり、それを発案した石田さんの企画力、そして会社の理解の深さを改めて発見できました。

体験価値を創造し続けるためには、新しいことに挑戦していくことが必要で、それらを体現する力こそ丹青社のチカラになると思います。今後の皆さんの活躍が益々楽しみです。


株式会社丹青ヒューマネット

石畑 和恵

 

 

株式会社丹青ヒューマネットは、「働く人を応援し、幸せになる」をミッションとし、建築・インテイリア業界へ人材を輩出しています。人材のことで課題をお持ちの企業様、新しい働き方をお探しの方はこちらへご連絡ください。


 

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